概要

ポルシェデュアルクラッチトランスミッションが718フラグシップモデルにも搭載

ボクスターおよびケイマン718 GTS 4.0の両バージョン、およびトップモデルの718スパイダーと718ケイマンGT4でも、オートマチックトランスミッションの選択が可能になりました。PDKではギアシフト中に加速が中断されることはないため快適性が向上し、加速性能が高まります。最高出力309kWを発揮するGTモデル(718スパイダーと718ケイマンGT4)の0-100km/h加速タイムは、マニュアルトランスミッション仕様車を0.5秒上回る3.9秒で、13.4秒(0.4秒上回る)で200km/hに達します。最高出力294kW(400PS)の718ケイマンGTS4.0と718ボクスターGTS4.0も、0-100km/h加速タイムがマニュアルトランスミッション仕様車を0.5秒上回る4.0秒で、13.7秒(0.4秒上回る)で200km/hに達します。

718 GTS 4.0モデルでは、標準装備のスポーツクロノパッケージが4つのドライビングモード(ノーマル、スポーツ、スポーツプラス、インディビジュアル)に応じてPDKのギアシフト特性を調整します。スポーツモードにすると、さらに高速でギアシフトします。オートマチックスロットルブリップによって素早くシフトダウンし、シフトポイントを最適化して加速をサポートします。いっそうスポーティーなスポーツプラスモードにすると、最高の性能を発揮するように調整され、水平対向6気筒自然吸気エンジンの回転特性をフル活用します。スポーツプラスに統合されるローンチコントロールは、静止状態からのフル加速を容易にします。

モードスイッチの中央にあるスポーツレスポンススイッチを使用すると、現在のドライビングモードに関係なく、エンジンとトランスミッションの性能を20秒間最大限に引き出すことができます。モータースポーツにインスパイアされたこの機能は、追い越し時など素早い加速が必要な際に役立ちます。 フラグシップモデルの718スパイダーと718ケイマンGT4は、ドライビングモードにGTバージョンならではの特徴を備えており、PDKのスポーツスイッチを使用して最高の性能を発揮するようにプログラムすることができます。911 GT3のデザインを反映したオートマチックセレクターレバーは、感動的なGT体験をもたらします。4リッター自然吸気エンジン718の全バージョンのPDKの7速ギアは、ショートレシオを備えます。

さらに、718スパイダーと718ケイマンGT4のPDKバージョンは、機械式リアディファレンシャルロックが強化されており、トラクションモードとオーバーランモードで30%と37%のロック値が得られます(マニュアルトランスミッションは22%と27%)。トラクションだけでなく、前後方向と横方向のダイナミクスにもプラスの効果をもたらし、ドライビングプレジャーを高めます。

強化された新型ポルシェの装備

ポルシェ718ファミリーは、多くの新装備を備えた2021年モデルを発売します。高品質のRace-Tex素材がアルカンターラファブリックに取って代わります。レーシングシートのカバーに使用されているこの新素材は、高度の通気性と、優れたサポートを提供します。 GTモデルの718ケイマンGT4と718スパイダーのカラーレンジに鮮やかな専用塗装仕上げのパイソングリーンが追加されます。以前は718ケイマンGT4のみに用意されていたオーラムの20インチホイールが718スパイダーでも利用可能になっています。標準装備の超高性能タイヤの代わりに、同サイズの通常のサマータイヤを装着するオプションもあります。



ハイライト
エンジンおよびトランスミッション