ノルトシェライフェでの驚きのパフォーマンス
車重わずか 1,415 kg の車両に搭載された排気量 4 リッター、出力 500 PS(368 kW)の 6 気筒自然吸気水平対向エンジンにより、優れた走行性能を発揮します。ニュルブルクリンクのノルトシェライフェ(北コース)で 7 分 9 秒 300 のラップタイムを記録しました。これは、420 PS(309 kW)の 718 ケイマン GT4 よりも23.6 秒速いタイムです。
エモーショナルな高回転型水平対向エンジン
この 4.0 リッターエンジンは最大 9,000 rpm で回転し、8,400 rpm で最大出力を発揮します。パワフルなサウンドのパワートレインは、生粋のレーシングカー 911 GT3 カップと 718 GT4 RS クラブスポーツでも使用されています。
新しいセレクターレバーによる超高速シフト
標準装備のポルシェ ドッペルクップルング(PDK)により、停止状態から 100 km/h まで 3.4 秒という息をのむような加速が可能で、最高速度は 315 km/h です。手動でシフトチェンジする場合は、ステアリングホイールのシフトパドルだけでなく、センターコンソールの新設計の手動セレクターレバーも使用できます。
モータースポーツの遺伝子を引き継ぐシャシー
シャシーにおけるベアリング部のボールジョイントは、より正確でダイレクトな運転を可能にします。調整可能で、完全にサーキット走行に適応したシャシーは、RS 固有のダンパーチューニングとスプリングレートおよびスタビライザーレートの変更が行われています。
大型化されたブレーキ
フロントアクスルの軽量ブレーキディスクは、直径 380 mm から 408 mm へと大幅に大型化されています。オプションの PCCB ブレーキシステムでは、フロントに 410 mm のディスクを採用しています。大径ディスクを冷やすために、エンジニアは 新たに2 つのNACA エアインテークをボンネットに組み込みました。
718 ケイマン GT4 よりも 35 kg 軽量
1,415 kg の車両重量(DIN)は、インテリジェントな軽量構造によって達成されています。ボンネットとフロントフェンダーは CFRP 製、リアウィンドウは軽量ガラス製です。断熱材を減らし、リアのラゲッジコンパートメントのプライバシースクリーンなどの部品を廃止しました。その結果、718 ケイマン GT4 よりも 35 kg 軽量になりました。
ラップタイムを縮めるためのダウンフォースの増加
フロントおよびリアディフューザーは空力的に最適化されており、囲まれたアンダーボディが空気を加速させます。さらに、GT4 RS の特徴として、スワンネック式の固定リアウィングがあります。すべての点において総合的な対策が施され、サーキット用のパフォーマンスポジションで 718 ケイマン GT4 よりも 25 % 多くのダウンフォースが生まれます。
オプションで提供されるクラブスポーツパッケージとヴァイザッハパッケージ
718 ケイマン GT4 RS には、オプションでクラブスポーツパッケージが用意されています。フロントシート後部のロールオーバーバー、運転席側の 6 点式シートベルト、モータースポーツ用消火器、バッテリー切断スイッチ用プレパレーションが含まれます。さらに、ヴァイザッハパッケージを注文できます。チタン製のロールオーバーバーとスポーツエグゾーストシステム、カーボン仕上げのいくつかのコンポーネント、鍛造マグネシウムホイールがオプションとして提供されています。