ニューカイエンGTSモデルは、多数の専用装備によって、スポーティーでエクスクルーシブな特徴が強調されます。GTS特有の構成要素には、スポーツデザインパッケージとエクステリアの多数のブラックアクセント、インテリアのアルカンターラ®とアルミニウムに焦点を絞ったアイテムが含まれます。
標準装備のスポーツデザインフロントエプロンとブラックのエアインテークグリルを特徴とするニューカイエンGTSモデルのフロントエンドは、スポーティーでユニークな外観を生み出します。標準装備されるダークティンテッドLEDヘッドライトは、ポルシェダイナミックライトシステム(PDLS)を備えたブラックのデザインが特徴であり、フロントエンドに美しく組み込まれています。車高を20mm低く設定する標準装備のポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)は、ニューカイエンGTSモデルをスポーツカーらしく路面に近づけます。先代を1インチ上回る標準装備のサテングロスブラック塗装21インチ RSスパイダーデザイン ホイールは、エクステリアカラー仕上げのホイールハウスエクステンションとの組み合わせで力強い外観を強調します。標準装備ブレーキシステムのレッドのブレーキキャリパー、ハイグロスブラックのサイドウインドウトリム、エクステリアカラー仕上げのスポーツデザインサイドスカート、フロントドアエントリーガードのブラックの“GTS”ロゴが外観全体を引き立てます。
カイエンGTSクーペのリアエンドは、フロースルーリアスポイラーを備えた急勾配のルーフラインによって、カイエンGTSと根本的に異なります。クーペには、スポイラーリップ付のアダプティブエクステンディングルーフスポイラーも装備されます。ポルシェ特有のライトバーは、両方のカイエンGTSモデルのリアエンドデザインの中心的な特徴でもあります。これはフロントヘッドライト同様にダークティンテッド仕上げで、全体の外観に調和して組み込まれています。ラゲッジコンパートメントリッドのモデル ロゴも、これに合わせてマットブラックに塗装されています。ニューカイエンGTSモデルのリアエンドは、ディフューザー付のユニークなスポーツデザインリアエプロンによっていっそうパワフルになりました。左右外側にブラックのスポーツテールパイプを備えた標準装備のスポーツエグゾーストシステムは、リアエンドをスポーティーに仕上げます。
アルミニウム、アルカンターラ®、そしてカーマインレッドまたはクレヨンのコントラストステッチ
ニューカイエンGTSモデルのインテリアにも、エクステリアのスポーティーでエクスクルーシブな外観が引き継がれています。ブラックのモデルロゴが付いたステンレススチールのドアエントリーガードは、乗員が乗車するときに、特にスポーティーでエクスクルーシブな車であることを明確に示します。ブラックのブラッシュアルミニウムを使用した標準装備のインテリアパッケージは、スポーティーなコントラストを付加し、上質の印象を生み出します。ニューカイエンGTSモデルは、多くの部分にアルカンターラ®を用いた(シートセンター、センターコンソールアームレスト、ドア、ルーフライナー、ドアトリムパネルにアルカンターラを使用)ブラックレザーインテリアも標準装備します。
ブラックのアナログ式レブカウンターは、“GTS”ロゴで飾られています。パドルシフト付のマルチファンクションスポーツステアリングホイールが標準装備されます。フロントの8way電動調節機能を備えたGTSスポーツシートは、ニューカイエンGTSモデル専用です。適合されたフォルムと深く造られたサイドボルスターによって、ダイナミックなコーナリングをする時でも、横Gに対しての最適なサポート性能がもたらされます。18way電動調節機能付アダプティブスポーツシートと14way電動調節機能付コンフォートシートもオプションとして用意されています。この2種類のシートはマッサージ機能(オプション)を追加することも可能です。ヘッドレストとリアアウターシートに標準装備される“GTS”ロゴが、ニューモデルのエクスクルーシブ性をさらに強調します。
GTSインテリアパッケージもオプションとして用意されています。このオプションは、ヘッドレストの“GTS”ロゴに加え、シート、センターコンソール、ダッシュボード、ドアショルダーおよびシートベルトに対するカーマインレッドまたはクレヨンのデコレーティブステッチが、インテリアにさらなら特別感をもたらします。単独のオプションとしてコントラスカラーのレブカウンターを利用することもできます。センターコンソールとドアのグラブハンドルや車両キーのキーポーチなど、標準装備よりも広い範囲にアルカンターラを使用するオプションもあります。また、マルチファンクションスポーツステアリングホイールを注文する際、ステアリングホイールヒーターを組み込むと同時にステアリングホイールのリムをアルカンターラ仕上げにすることも可能です。
エモーションと独立性:ニューカイエンGTSクーペ
ニューカイエンGTSクーペは、フラットなAピラーとフロントウインドウ、フロースルールーフスポイラーを備えてリアに急傾斜するルーフライン、およびスポイラーリップ付アダプティブエクステンディングルーフスポイラーによって、カイエンGTSとは根本的に異なります。2つのモデルは、標準装備も異なります。たとえば、拡張された標準装備のメリットを受けるカイエンGTSクーペは、クーペの派生モデルとしてスポーティーな特徴が強調されています。とりわけ、標準装備には、モードスイッチとスポーツレスポンススイッチを備えたスポーツクロノパッケージが含まれています。これによって、ドライビングモードの選択が容易になり、ドライビングダイナミクスとダイレクトな応答性が向上します。速度感応式のパワーステアリングプラスは、駐車操作時や低速走行時に必要な操舵力を軽減します。リアビューカメラを含むフロントとリアの両方のパークアシストとともに、これがGTSクーペに標準装備されます。パークアシストは、車両コンセプトによる後方の視認性不足を補い、駐車操作を容易にして安全性と快適性を高めます。
フロントエンドを除く全てのボディコンポーネントが、カイエン クーペのために新開発されました。リアに向けて急傾斜するルーフラインによって、カイエン クーペはいっそうダイナミックになり、セグメントで最もスポーティーなモデルとして位置付けられます。クーペ特有のシルエットを際立たせる固定ルーフスポイラーによってこの効果がサポートされます。カイエンよりも約20mm低くなったフロントルーフエッジによって、フロントウインドウとAピラーの奥行が浅くなっています。新設計のリアドアとフェンダーは、車両のショルダーを18mm広げ、全体的に力強い印象を与えます。また、ナンバープレートがバンパーに組み込まれていることから、車体と路面がより近くなっているように見えます。ポルシェアクティブエアロダイナミクス(PAA)のパーツとして装備されたアダプティブエクステンディングリアスポイラーは、高速走行時にもカイエン クーペの最高の走行安定性を常に確保します。2.16m2の大型パノラミック固定ガラスルーフも標準装備されていて、0.92 m2のガラスエリアが乗員全員に広々とした開放感を提供します。一体型のサンシェードは、車内を直射日光から保護します。カイエン クーペに備わるシングルシートデザインのリアベンチは2人用ですが、カイエンでお馴染みの3シーターリアベンチも選択することができます。クーペのリアシートはカイエンのものよりも30mm低く設計されているため、スポーティーなルーフラインにもかかわらず十分なヘッドルームが確保されます。
カイエン クーペのオプションとしてカーボンルーフが用意されています。これは3種類あるライトウエイトスポーツパッケージの一部で、車両を大幅に軽量化して性能をさらに向上させます。標準装備のパノラミック固定ガラスルーフと比べて21kg軽量化するカーボンルーフに加え、22インチ GTデザイン ホイールも、ライトウエイトスポーツパッケージの視覚的ハイライトです。軽量アルミニウム設計とモータースポーツ由来の鍛造フライス加工技術によって、各ホイールは、同じサイズの軽合金製ホイールよりも約2kg軽量です。インテリアパッケージには、クラシックなチェック模様のファブリックシートセンターパネルが含まれます。さらに、中央に楕円形のテールパイプを配置するとともに、高周波をチューニングした新しいスポーツエグゾーストシステムがカイエンGTSクーペ用として開発されました。これは、カイエン ターボクーペおよびカイエン ターボS E-ハイブリッドクーペでも利用できるようになります。
完全なコネクティビティーを備えるインテリジェントなポルシェアドバンストコックピット
ニューカイエンGTSの2種類のモデルには、直感的なディスプレイと操作コンセプトを備えたポルシェアドバンストコックピットが装備されます。カイエン全モデルと同様に、メータパネルには、中央のレブカウンターと両横の2つの7インチフルHDディスプレイが備わります。ドライバーは、3つのコアコンポーネントを介して全ての主要機能を制御することができます。すなわち、ポルシェコミュニケーションマネジメント(PCM)システムの12.3インチフルHDタッチディスプレイ、オンボードコンピューターを制御するマルチファンクションステアリングホイール、およびセンターコンソールのタッチセンサー式ダイレクトタッチコントロール機能を用いて選択した機能をインタラクティブに操作します。Qi規格対応の携帯電話は、オプションのスマートフォントレーによるワイヤレス充電が可能です。車両の合計4つのUSBポート(フロントセンターコンソールの収納ボックス内とセンターコンソール内)はType-Cポートが使用されており、多機能性、ねじれ防止コネクター、高速のデータ転送速度がそのメリットです。照明付USBポートは暗闇でも簡単に見つけることができます。Apple®CarPlayのワイヤレスの使用も可能です。これによって、ポルシェコミュニケーションマネジメント(PCM)システムでiPhone®の各機能とアプリを利用することができます。
カイエンGTSとカイエンGTSクーペには、合計10個のスピーカーと出力150Wを備えたHi-Fiサウンドシステムが標準装備されます。BOSE®サラウンド サウンド システムがオプションに用意されています。出力710Wの14チャンネルアンプ、独立したサブウーファーを含む合計14個のスピーカーが5席の全てに明瞭なサウンドを提供します。ハイエンドのシステムは、新しいAuro 3D®フォーマットを備えたBurmester®3Dハイエンド サラウンド サウンド システムです。出力1,455Wにおよぶシステムは、400Wのアクティブサブウーファーを含む2wayセンターシステムを備えた合計21個のスピーカーが、実際のコンサートホールのような雰囲気を車内に作り出します。 全てのカイエン モデルは完全なコネクティビティーを提供します。幅広いコネクティビティーオプションは、標準装備に含まれるPorsche Connect Plusインフォテインメントパッケージの一部です。これによって、ポルシェコミュニケーションマネジメント(PCM)システムを介して多数のサービスにアクセスすることができます。PCMには、Here Cloudを介したリアルタイム交通情報を含むオンラインナビゲーションが備わります。ナビゲーションの目的地はセンターファインダーから簡単に検索できます。単純な言葉を使用した目的地検索が可能で、PCMヘッダーバーの虫眼鏡アイコンをクリックしてアクセスします。このファインダーは、ホテルやレストランのユーザーレビューとともに、燃料価格、価格や営業時間を含む駐車場情報など、幅広い追加情報も提供します。「ボイスパイロット」を使えばナビゲーションの目的地の音声入力も簡単です。オンライン音声認識によってボイスコマンドが直感的に実行されます。特定の住所データのないナビゲーションの目的地の入力などもできます。システムは、ナビゲーション機能から音楽制御、エアコンやシートヒーターなどの車両機能まで、合計100以上のコマンドを認識します。ナビゲーションのルート計算は、オンラインとPCM内部の両方で同時に行われます。PCMは、最適なルートを計算したナビゲーションシステムを独立して判断しますが、常に最も速く計算された結果から開始します。ナビゲーションシステムは、「リスクレーダー」サービスを使用していわゆる「スワームデータ」も処理し、関連機器の装備車両が送信する交通状況や道路状況に関するデータが匿名で収集されます。車両センサーによって捕捉されたこれらのデータは、霧や横滑りのリスク、事故に関する警告などを提供します。
目的地は、PCMだけでなく、“My Porsche”オンラインプラットフォームを介してスマートフォンまたは車外からPorsche Connectアプリを使用して、走行前に簡単に設定することができます。車両、アプリ、および“My Porsche”ウェブポータルにポルシェIDを入力してドライバーが特定されると目的地が同期されます。