GTSモデルのスポーティなアクセントはインテリアにも引き続き用いられ、機能的にも視覚的にも役割を果たしています。オプション装備の7速マニュアルトランスミッションのシフトレバーは、10 mm短くなりました。これにより素早いシフトチェンジが可能になります。標準装備のポルシェ ドッペルクップルング(PDK)の場合は、希望に応じて、フライス加工されたブラックサテンフィニッシュのアルミニウム製セレクターレバーを選択できます。
ダッシュボードのブラックのトリムストリップ、センターコンンソールトリム、ドアパネルには、艶消しとブラックアルマイト処理されたアルミニウム製インレイが取り付けられています。希望に応じて、よりエクスクルーシブな装飾トリムストリップも選択できます。
車内の防音材が削減されたことで、エモーショナルなサウンド体験も強化されました。ブラックのRace-Texを広範囲に使用することで、ダイナミックエレガンスの雰囲気がさらに強調されています。シートセンター、ステアリングホイールリム、ドアパネルのハンドルおよびアームレスト、小物入れカバー、シフトレバーには、マイクロファイバー素材が採用されています。ヘッドレストにはブラックのGTS刺繍ロゴがあしらわれています。
GTスポーツステアリングホイール、スポーツクロノパッケージ(モードスイッチ、ポルシェ トラックプレシジョンアプリ、タイヤ温度表示付き)が標準装備されています。
快適性重視のシートまたはモータースポーツ指向のシート
電動式4-wayスポーツシートプラスも標準装備され、サイドのサポートと快適性を提供します。バックレストの裏側はダークシルバーで塗装されています。
軽量構造パッケージのフルバケットシートが、スポーティな雰囲気を一層引き立てます。911 GTSクーペでは、リアシートシステムを選択しない場合、個別のオプションとしてもフルバケットシートが装備可能です。レーシングスポーツにさらに近づけるため、これらのシートには可視炭素繊維構造の軽量な炭素繊維強化プラスチック(CFRP)が用いられています。シートセンターには、ブラックのパーフォレイテッドRace-Texを採用しました。
それに対して、標準仕様シートの代わりに選択できる14-wayシートは、快適性が大幅に向上しています。ご希望に応じて、911 GTSにはフル電動式スポーツシート(14-way電動調整式)またはアダプティブスポーツシートプラス(18-way電動調整式)を装備することもできます。どちらのシートバリエーションもメモリー機能を備えているため、主にドライバーのシートポジション、ステアリングコラムと両側のドアミラーの設定をプログラミングできます。
コントラストに富むダイナミクス: GTSインテリアパッケージ
GTSインテリアパッケージによって、エクスクルーシブなスポーツ性をさらに向上させることができます。ここでは、装飾ステッチにカーマインレッドまたはクレヨンのいずれかを選択できます。それぞれのコントラストカラーは、シートベルト、ヘッドレストのGTS刺繍ロゴ、レブカウンター、スポーツクロノ時計のダイアルにも使用されています。
GTSインテリアパッケージでは、ダッシュボード、センターコンソール、ドアパネルの装飾インサートがカーボン(マット)で仕上げられています。ここでは、さらにグローブボックスカバーとドアミラーカバーを含めたダッシュボード下部にもRace-Texが使用されています。
ブラックのフロアマットもパッケージのその他の構成部品であり、これはコントラストカラー(カーマインレッドまたはチョーク)のステッチで縁取りが施されています。ポルシェロゴにもこれらのコントラストカラーが採用されます。