軽量構造パッケージ

より軽量、より少ない揚力、ダイレクトに伝わるサウンド

911 GTSのクーペモデルに、軽量構造パッケージ [1] が初めて提供されます。重量が最大25 kg軽減されました。これにより、走行ダイナミクスがさらに改善されます。このパッケージには、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製の軽量フルバケットシート [2] の他に、フロントウィンドウ、ドアウィンドウ、リアウィンドウの軽量ガラスや軽量構造バッテリーが含まれています。リン酸鉄リチウムバッテリーは、比較可能な従来の鉛蓄電池と比べて2.5倍の寿命を有していますが、重量は12.75 kgと約3分の1軽くなっています。さらに、リアシートシステムとリアフロアマットが省略されました。

さらに、この装備組み合わせではリアアクスルステアリングが標準装備となり、エアロダイナミクスの微調整も追加されることから、パフォーマンスがさらに最適化されます。アンダーボディのフロント部分にある新しいエアガイドは、フロントの揚力を軽減します。アダプティブリアスポイラーの制御は再プログラミングされました。パフォーマンスポジションでは約4度の傾斜が加えられ、より多くのダウンフォースを発生させます。

ライトウェイトパッケージを装着しない911 GTSと比べて、車内の防音材はさらに少なくなっています。これにより、パワーウェイトレシオだけではなく、サウンド体験もより集中的でエモーショナルなものになります。

[1] 提供は2021年11月以降の予定. [2] 重量削減のないオプションとして、アダプティブスポーツシートプラス(18-way、電動)も選択可能



シャシー
アシスタンスシステムとコンフォートシステム